そう言ってお前は笑う
一〇分でいいから会えないか、とヒューズから耳打ちされたのは、ロイが中央に到着した当日のことだった。
場所はセントラルの駅のプラットホーム。列車を降り、同行の従卒と一緒にエントランスへ向かって歩き出そうとした矢先、ヒューズの姿を目にしてしまった。
どうやら、こちらに来るのを待ち構えていたらしい。
「よう」
と、気さくに片手を上げて近付いて来る士官学校以来の親友の姿に、しかし、ロイは舌打ちせんばかりに眉を潜めた。
嫌になるくらい、はっきりとヒューズの思惑が透かし見える。今頃、どの面下げて俺の前に出て来たのか、と腹立たしいことこの上なかったが、無視すればもっと腹立たしい事態になる。仕方なくロイは、表情を全く変えないまま口を開いた。
「何か用か」
「つれねぇな。そんなにツンケンするなよ」
「話すことなど何もない。そうじゃなかったのか」
「ちょっと情況が変わっちまったんだ。まぁ、堅いこと言うなって」
ヒューズは肩を竦めるように笑っていたが、ロイは心の中で毒づきながら切り返した。
「貴様の手には余ったようだな」
「ああ、切羽詰っちまってるぜ。悩ましいことに……。でなければ、お前を出迎えに、わざわざこんなところまで足を運ぶかってんだ」
「災難だったな」
これまでならば、ヒューズが求めればその要請を断ることなどなかったのであるが、しかし、今回ばかりは思い通りの返事をしてやることができなかった。よもや一ヶ月前の仕打ちを忘れたとは言わせない。
「悪いが、今回はぎりぎりの時間設定でスケジュールが組んである。食事の時間も惜しいくらいだ。残念ながら、貴様に付き合っている暇はない」
「つれねぇこと言うなよ」
「私にも都合がある」
追いすがろうとするヒューズを一瞥し、こつこつとわざと軍靴の音をさせながらロイは歩き出した。
「ここへ来たのは、軍務のためだ。それ以外に裂く時間はない」
「まだ怒ってんのか、あのこと。お前だってこっちの事情は判ってただろ」
俺とお前の仲じゃないか、と言い出しかねない猫なで声に、ロイは酷く疎ましいものを感じた。否、胃がムカつくような怒りと苛立たしさを感じた。
これまで、調子のいいこの声音に何度欺かれたことか。ついつられてしまった己れの過去に拭い難い嫌悪と焦燥を感じる。こうして下手に出て己れの要求をごり押しした挙げ句、精一杯のとばっちりを浴びせてくれるのである、この男は。そんな前例は、すでに両手の指では数え足りない。
同期の誼みと義理と人情と、よんどころない事情のあれこれでこれまでは手を貸してやったが、しかし、いい加減、潮時だった。
「お前には迷惑かけねぇから」
という決まり文句はすでに耳にタコができるほど聞いている。が、その通り、上手く収束した事例など数えるほどしかなかった。だいたいヒューズが持ち込んで来るトラブルは、あっちで揉まれ、こっちで揉まれ、絡んでもつれてメチャクチャになってしまったややこしいものばかりだった。到底、自分の手に負えなくなり、何とかしてくれと解決の糸口を乞うて来る。
いや、違う、とロイは己れの思考を訂正した。
「解決」策ではなく、「隠蔽」工作の依頼である。
軍にとっての不都合を抹殺するというのならまだしも、ヒューズの個人的な行動に端を発する不祥事も珍しくはなく、その多彩なトラブルシューティングには色々楽しませてもらったが、そろそろそんな爛れた関係からは足を洗いたい。もっとも、工作の見返りに中央での内部情報を手にしていたロイにもそれなりの前科があり、偉そうなことは言えない身の上だったが。どうしようもなく馬鹿な真似をしているという自責の念は常にあった。
が、これまではまだ笑って許せる範囲だった。
しかし、一ヶ月前の事件は、そうではなかった。ヒューズはもう忘却の彼方に置き去りにしてしまったのだろうか。だとしたら、とんでもない恥知らずである。
「……」
ため息をつくと、ロイは己れのすぐ後ろを歩いていた従卒に向き直った。
「駅舎を出てすぐ目の前にロータリーがある。その左側の駐車場にハボック少尉がクルマで迎えに来ているはずだから、先に荷物を持って行ってくれないか。私は後から行く」
「判りました」
さっと従卒が敬礼をし、スーツケース二個を両手に持つ。足早に去って行くのを見届けてから、二人は向かい合った。
「ロ――」
「悪いが、お前の仕事に首を突っ込むのはもう終わりにしたい。私には私の立場がある。先日もそう言っておいたはずだ」
恐らく、都合の悪いことは覚えていないのだろうな、とロイは苦々しい口調でヒューズに報いた。お調子者の振りをしてお茶を濁し、いつの間にか安全圏にまで逃げ伸びているという特技は賞賛ものだった。
「そんな冷たいこと言うなよ。どうせもうすぐ中央勤務になるんだろ。ここは助け合おうぜ」
いつも通りのヒューズの口を、ロイはすげなく塞いだ。
「だからこそだ。中央勤務になれば、お前の手を借りることもなくなる。これから必要な情報は自力でかき集める」
「俺をお払い箱にしようってのか。それはできねぇだろ」
「できるさ」
こともなげにロイは断言した。
「そのつもりでここへは来たんだからな」
「ヒースガルドの件の後始末つーか、報告に来たんじゃなかったのか。あれなら適当に誤魔化しておけばいいって。教授がきれいに証拠隠滅やってくれたんだから、お前は何も知りませんって顔をしておけばどうにでもなる」
「だったら、余計に気疲れするようなことをしてくれるな。さっきも言ったように時間が詰まっている。ただでさえ見たくもない中央のお偉方の顔を見に行かなくてはならないんだ」
「それは判ってんだけどな……」
「含みを持たせるような言い方はよせ。もう通じないぞ」
「マジ、つれねぇな。例の件であれこれ情報が集まったってのに。聞かずに行っちまうのか」
お前にも関係あるんだからな、とのヒューズの台詞に、しかし、ロイは心底呆れたように言い返した。
「お前の相談とやらは、本来上司とすべきことじゃないのか。セクトのことはセクト内で処理すべきだ。別の部署の者が、しかも、軍管区の違う者が横からとやかく口を挟む義理はない」
と、そこでいったん言葉を切り、ロイは揶揄するように笑みを見せた。
「何なら、俺の方から言ってやろうか。あなたの部下が何か困ったことを抱えていますよ、と。部長殿とは顔見知りだしな。確か、少将になられたのではなかったか」
「おい……」
さすがにヒューズが表情を変える。ヒューズが新しい上司と上手くいっていないのは、何度も愚痴で聞いている。弱みを突くようなそれは、すでに友人や同期の者に対する態度ではなかった。見知らぬ他人事のように、まるで切り捨てられる無用の人物への断交の宣言だった。
やっとと言うべきか、ヒューズはロイの意図を読み取った。もう思い通りにはならない、ということである。
「お前、本気で言ってんのか」
「さっきからそう言っている」
ロイは昂然と言い放ち、即座に背を向けた。砕けた口調で話していたヒューズの顔から飄然とした色が消え、納得の行かない表情が浮かんで来る。
「何故だ」
「それは貴様が一番よく知っているはずだ」
あくまでロイは己れからの明言を避け、ヒューズにバトンを渡した。
これ以上、何かを言えば、確実にヒューズは表の仮面を外す。その下から現れるものを目の当たりにする前に、ロイは立ち去ろうとした。
「ハボックを待たせている。奴にも同じことを言うか」
「……っ」
ぎくり、とヒューズが怯む。
「できないだろう。だったら、もう言うな。俺も聞かなかったことにする」
が、身を翻そうとするロイに、ヒューズは唸るように言った。
「待てよ。そう簡単に手打ちできると思ってんのか」
がらりと変わった口調に、しかし、ロイは内心の動揺を極力押さえ込んで潰した。酷薄そうな低い声に、恫喝じみた気配を感じる。が、ここで立ち止まっては元の木阿弥である。ロイはヒューズの呼び止めを無視して歩き出した。
「おい、待てってば。お前も一枚噛んでることだぞ。見て見ぬふりするつもりか」
「あの件ならもう俺の手を離れた。中央から圧力がかかって全ての追及から手を引けと厳命されたんだ。これ以上、何ができる」
「だが、それで終わったなんて思ってねぇだろ」
「当然だ」
苦々しく、ロイが吐き捨てる。
「だからと言って、いったん外した俺を呼び戻すとは思えない。余りにも人を馬鹿にした話じゃないか」
「だから、なりふり構っていられねぇんだ。下手すりゃ大量の逮捕者が出て、軍の内部が混乱しちまう。お前だって面白くないことになっちまうぜ」
「俺は中央の人間じゃない。幸いなことに、今のところはな。東部の田舎からゆっくり眺めさせてもらうさ、何が起こるのかを」
「余裕だな。ほとぼりの冷めた頃合を見計らって中央に乗り込んで来ようってのか。混乱に乗じて漁夫の利を占める気かよ」
「嫌な言い方をするな。しかし、その口吻だとクーデターでも起こりそうな勢いだ」
幾分どぎつい「クーデター」という単語に、ヒューズは一瞬怯んだ。
「何だ、本当にそんな動きがあるのか」
挑発的に、探るように言ってやると、ヒューズは大仰にため息をついた。
「木曜会ってのを知っているか」
「名前だけは。軍部内にあった戦史研究会だろう。一〇年くらい前に解散したはずだ」
「そいつなんだがな――」
と、言いかけたヒューズに対し、不意にロイは笑いかけた。
「その手には乗らない」
殊更冷たく、言い捨てる。興味を持ったような素振りを見せれば、確実にヒューズは食いついて来る。そして、泥沼に引きずり込む。それだけはもうご免だった。
「何だよ、本当につれねぇな」
残念そうな表情で愚痴るヒューズを置き去りにするように、ロイは歩く速度を早めた。
「おい、マジでどうでもいいのかよ」
「そう言ったはずだ」
振り向きもせず、ロイは未練がましく追いついてくるヒューズを跳ねつけた。まるで、災厄から遠ざかるように。事実、この時、ロイにとってヒューズの来訪はそれ以外の何ものでもなかった。
「後で吠え面かいても知らねぇぞ」
「……」
ヒューズはまだ何か言いたげだったが、ロイは振り返ることもなくその場を離れ、何事もなかったように平然とエントランスを通り抜けると、駅舎の外へと向かった。
「もちろん、ただですむとは思っていないさ」
そう一人ごち、顔を上げる。一ヶ月前の事件がまだ収束していないというのなら、堂々と迎え撃つまでだった。
見慣れた駅のロータリーを前にして、ロイはハボックの姿を探した。いきなりの強い日差しに目が眩んだが、並外れた長身に金髪クルーカット、咥え煙草の男は乗降客でごった返すロータリーでもすぐに見つかった。
「お疲れ様です」
すでにロイの荷物は積み終わったのか、先に行かせた従卒がばたんと後部のトランクを閉めたところだった。
「そっちの様子はどうだ」
「まずまずですよ」
ロイに先行して数日前から中央入りしていたハボックは陽気に言ってのけた。
「中央軍司令官殿から何度も呼び出し喰らいましたがね、マスタング大佐は食事に出かけて三ヶ月くらい戻ってきませんって言っておきました。それと、ヒューズ中佐から大佐はいつ到着するんだって問い合わせがありましたよ」
「ああ、さっき会った」
「緊急の用件ですかね」
ハボックの声が微妙に低く、窺うように篭る。無理もない、とロイは思ったが、口には出さなかった。お互い、わざわざ言葉にしなくとも身の内に起こった不快感を察するに吝かではない。
「そうかもしれないが、奴の話を聞く気はない。安心しろ」
「そう願いますよ」
肩を竦めるように言い捨てるとハボックは四輪駆動の軍用車の後部ドアを開け、ロイがリアシートに座ったのを確認してから運転席に乗り込んだ。エンジンキーを回し、サイドブレーキを解除して、アクセルを踏み込むという一連の動作は、文句なしにスムーズだった。ハンドルを片手で握りながら器用に煙草を取り出し、火をつける様子を、ロイは満足げに見遣った。あと少しのところで、この男を失うところだったのである。あんな思いは二度とご免だった。
「それと、エルリック兄弟のことスけど……」
「順調か」
「相変わらずスよ。図書館に篭ってマルコー文書と格闘してます。なかなか進展がないみたいで苛立ってますから、しばらくは他のことに注意を向ける余裕もないでしょう」
「では、少なくとも数日の間はここから動かないということだな」
「そういうことスね」
もっとも、暗号の解読くらいきっちりやり遂げて見せるだろう。あの二人のことである。近日中に何とかなるに違いない、とロイは思った。
「ヒースガルドの報告書は俺が届けときますか。それだけでも中央の連中が煩くなくていいんスけどね。特に副官部が」
「いや、急ぐ必要はない。明日でいいだろう。それより、ヒューズがあれで諦めたとは思えない。近いうちにまたこちらへ捻じ込んで来るはずだ。その用意をしておこう。しかし、あれっきり何も言って来ないと思ったら、いきなり蒸し返したりして、どうしたんだろうな」
「俺が知っている限りで言うなら、恐らくこれでしょう」
と、ハボックが新聞の切り抜きを懐から取り出し、肩越しに差し出した。リアシートのロイはそれを受け取り、素早く目を走らせると従卒に聞こえないよう唸った。記事としてはベタ扱いの地味なものだったが、その内容はロイの気分を一気に落ち込ませるのに充分だった。
――女性の遺体発見。一ヶ月前に行方不明となった軍関係者と身体的特徴が一致。
「レティシア・コールか……」
ぽつり、とロイが呟く。エンジン音に紛れて聞き辛かったが、ハボックはきちんと応えた。
「さっき、憲兵の一人を捕まえて聞いてみたんスけど、どうやらその線で捜査するようですよ。これまで失踪したとされてたコール少佐が死体で見つかったとなれば、交友関係は徹底的に調べられるでしょうね。ヒューズ中佐も足元に火がついたってわけです」
「……」
再び、苦々しい思いが蘇って来る。ヒューズの迂闊な行動のお陰で、この女性士官を巻き込み、ロイは軍人にもとる行為を犯してしまったのである。それを忘れたとは言わせない。
「お前の読みが正しければ、またひと悶着起こる可能性大だな」
「そりゃ楽しみスね」
全く面白くもなさそうにハボックがハンドルを切り、メインストリートへとクルマを押し出す。ここから中央軍司令部までは数分の距離だった。到着すれば到着したで早速吊るし上げの舞台が待っているが、すでに数度の呼び出しを無碍にしている手前、いつまでも言を左右にしているわけにもいかなかった。
「例の大尉から連絡はあったのか」
「まだです。しかし、今日中には何らかの接触があるでしょう。今朝は、軍務局の方が何やら騒しいことになってましたからね。そっちの方に駆り出されてるのかもしれません」
「新しい軍務局長の選任でまだ揉めているのか」
「それもありますが、前局長が殺されちまった件で何やら新たな展開があったみたいスよ。参謀本部も首を突っ込む気満々とか。何やら、背後関係が怪しいようで……。捜査権を巡ってちょっとした縄張り争いになりそうスね」
前軍務局長が帰宅途中に暴漢に襲われ、惨殺されたのは二週間前。未だに犯人に繋がる有力な手掛かりは見つかっておらず、憲兵司令部も躍起になって捜査を続けていた。ここで何らかの物証が供出されれば、何を置いても飛びつくだろう。
「やはり、内部の犯行か。通り魔の仕業にしては殺害の仕方がスマートだ。銃弾のみで仕留められているし、所持品も持ち去られていないから怨恨や窃盗は考えにくい。憲兵の捜索の仕方を知悉していた可能性もある」
「調べてみますか」
「そうだな」
ロイが頷いたところで、ハボックはブレーキをかけた。もう中央軍司令部の正面玄関前だった。門の両脇で、銃を持った歩哨兵がこちらへ視線を向けているのが判る。軍用車のリアシートからロイが降りて来るのを見ると、さっと敬礼した。
「私はこのまま軍司令官のところへ顔を出すが、お前は引き続き例の記録を収集してくれ。スタッフルームで落ち合おう」
「了解」
ハボックはロイを下ろすと、従卒を乗せたままクルマを駐車場へ置き去りにすべく、発進させた。東方司令部からの出張組の駐車スペースは敷地の右側と決まっていた。そこへクルマを停めてサイドブレーキを引くと、ハボックは従卒とともにロイの荷物を手にした。
「大佐に用意された室は二階だ。悪いが、そこまで運んでくれ」
もっとも、荷物自体は大して多くない。二、三日の滞在で報告やその他のごたごた片付けるつもりなのだろう。宿泊場所も軍司令部からさほど遠くないホテルを指定していた。
しかし、現在ロイが抱えている問題が、そんな短期間で整理できるものだろうか。無理をしてでも精算するというのなら、直属の己れは盛大にこき使われるに違いない。そんなうんざりする先行きに、ハボックはため息をつきたくなった。
この憂さを晴らすためには、誰かをからかって遊ぶに限る。図書館に缶詰になっているエドワードに、ご機嫌伺いと称して会いに行こう、とハボックは思った。ロイがこちらに到着した旨、知らせてやってもバチは当たらない。どういう反応を示すのか見てみたいという興味もあった。
何故か、セントラルで合流して以来、様子が変だった。ロイの名前を出すたびに露骨に目を逸らすような仕種をする。二人の間で何か諍いでもあったのか、とハボックは勘繰っていたが、いくら聞いても鎌をかけても、何も語ろうとせず、時にギクシャクとした空気が流れてしまう。
何かあったとしたら、エドワードが青の団の列車ジャックに遭遇してから、スカーに右腕を吹っ飛ばされるまでの短い期間だった。が、思い出せる限り、別段変わった様子もなく、ハボックに心当たりはなかった。
「いや、ヒューズ中佐がいたな」
と、ふと思い出す。タッカーとスカーの事件に関して資料提供するよう中央へ要請したところ、その連絡役と引き渡しのためにヒュースがわざわざ東部へ来ていたのだった。
そのヒューズがエドワードにやたらと絡んでいたのをハボックは見ていたが、あくまで暇潰しの域を出ておらず、諍いなどは起こしていなかった。
そのやり取りの何かがエドワードの気に触ったのかもしれないが、それをずるずる引き摺っているとしたら、やたらと意地が強くて頑固な奴である。困ったもんだ、と思いながらハボックは窓の外を見遣った。
中央図書館は軍司令部から歩いて行ける距離にあり、ちょっと目を凝らせば、特徴的な装飾を施した屋根がここからでも見える。
「ま、陣中見舞いだ」
そう呟き、ハボックは仮の執務室に適当に荷物を置くと、後の処理を従卒に任せて軍司令部を出て行った。
To be continued 